第5回:社長の仕事

社長の仕事

はじめに

こんにちは、芹澤です。

今まで4回に渡って
社長の仕事は
意思決定とそれに対する責任をとること

社員とのコミュニケーションは
ピラミッド組織に則ったフローに従うべき

という意見を述べさせていただきました。

今回はそのことについて
少し深堀りたいと思います。

意思決定をするために

繰り返しになりますが
社長の仕事は意思決定です。

もっとざっくりした表現をすると
”会社について考える”
ということです。

具体的にどういった事柄を考える必要があるでしょうか。

イメージしやすいところだと
経営方針や新規事業のアイデア
辺りだと思います。

「世の中の動向的に
富裕層を狙った戦略を取ろう」
「タピオカ事業を始めよう」
といった感じです。

会社によっては
もっと細かいところまで
社長が考えをめぐらさなければならない場合も
あると思います。

では、よい意思決定するためには
どうすればいいでしょうか。

結論、”暇になる”ことだと思います。

暇になる

暇になるってどういうこと?
と思った方もいらっしゃると思います。

理由を述べます。

余裕がない人間には
広い視野を持って
物事を深く考えることができないからです。

例えば
仕事に忙殺されているビジネスマンと
仕事中暇だと感じているビジネスマン
どちらが面白いアイデアを思いつきそうでしょうか。

もっと極端な例を出すと
あなたは100m全力ダッシュの最中に
なにか有意義なことを考えられますか?
ということです。

ここでお伝えしたいことは
ある程度時間的・精神的余裕がないと
会社に関わる大きな決断について考えることは
できないということです。

「うちの社長はいつも忙しいよ」
という人もいると思います。

そういう場合は
・時間の使い方が上手い
・仕事を忙しいけど
精神的余裕を感じている(仕事を楽しんでいる)
・実はそんなに忙しくない
のどれかだと思います。

時には仕事が忙しく余裕がない
というときもあると思います。

しかし
少しの時間でも時間を確保し
会社について考えています。

以前の記事で
”権限移譲する”という話をしてきました。

ここで話がつながっていきます。

権限移譲について

簡単におさらいします。

権限移譲せず
社長の下の管理職を飛び越えて
社員に指示を基本的にしてはいけない。

理由は社長のキャパ以上に
会社が成長しなくなるから
という話をしました。

詳しくは以下の記事を読んで下さい。

中小企業継ぎます➁~会社という組織の考え~ – 中小企業継ぎます (kunitachi-serizawa-glass.com)

何を言いたいかというと
権限移譲をガンガンすべき
ということです。

例えば
芹沢ガラスでは営業部と業務部(職人の部隊)があり
それぞれに部長がいます。

理想的には
営業に関してのすべては営業部長に
職人に関してのすべては業務部長に
任せるべきだと考えています。

極力社長は口出しはしません。

あくまで会社の大きな方針を
各部長に下ろし
それぞれの部隊に
その方針をどう具体化するかは任せる
これが美しい組織の在り方だと考えています。

権限移譲するために必要なことは
次回記事に書きます。

ここでは
「権限委譲しましょう
社長の手を空けるために」
ということが伝われば満足です。

次は空いた時間に
具体的に何をしているかについて書きます。

空いた時間にしている行動

社長が空いた時間にしている
具体的な行動を2つ説明してきます。

大仰に書いてありますが
非常に当たりまえなことです。

インプットとアウトプットをしています。

「本当に大したこと書いてない」
と思われるかもしれません。

ここで伝えたいのは
インプットとアウトプットが大事
ということではありません。

あなたの日々のその行動が
インプットとアウトプットになっているか
を常に問い続けて欲しいです。

例えばそのSNSの閲覧は
インプットなのか?
それともただの娯楽なのか?
ということです。

娯楽を0にするのではなく
「この行動は娯楽だ」
という意識を持つことが
大切です。

話を戻し
それぞれについて
詳細に書いていきます。

社長ではない方でも
必要な行動だと思いますので
是非参考にしてください。

インプット

インプットを
少しかみ砕いて言うと
知識を頭に入れることです。

知識を頭に入れるためには
五感を使います。

視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚ですね。

どの職種でも
視覚と聴覚はインプットの方法として
使うと思うので
この2点について記載します。

余談ですが職種によって
大事になる感覚は異なります。

例えばあなたが料理人だった場合
味覚や嗅覚、触覚の重要度が
上がります。
(料理の味、香り、触感)

是非あなたの仕事では
どの五感の重要度が高いか
考えてみて下さい。

視覚からのインプット

視覚からのインプットは
本・新聞・ネット記事等が挙げられるでしょう。

新聞、ネット記事について
はじめに述べます。

世の中の動向を追うためには
新聞や最新のネット記事を読む必要があると思います。

正直、最新の世の中の動向を
しっかりと追えていません。

ここは私の至らぬところで
改善の必要があると思います。

世の中の動きが
ビジネスのチャンスになったり
反対にピンチやリスクになる可能性があるため
知る必要があります。

言い訳を一つさせて下さい。

所感ですが
新聞・ネット記事は身になっている感覚が
少ないです。
(私が知識を活かせていないのも当然あります)

新聞・ネット記事を読んでいて
「よかったな~」
と思った経験が
あまりありません。

またネット記事でのインプットは
無意識のうちに
どうでもよいゴシップネタに
飛んでしまうこともしばしばあるので
時間が奪われてしまうこともあります。

ここまで読んでいただいて分かるように
私の推しの視覚からのインプットは
”本”です。

おそらくどのビジネス書にも
「本を読め」
と書いてあると思います。

最近はYouTubeやブログなどで
本要約チャンネル・記事があります。

もちろん
”読書をする取っ掛かり”や
”内容の概要を知りたい”
”移動中に聞きたい(音声媒体の場合)”
といった際に利用するのは素晴らしいと思います。

しかし私の意見としては
「新品を買って
自分で読む」
のが一番良いと感じています。

まず
”新品を買う”
という点について説明します。

「中古でいいじゃん」
「お金がもったいない」
という方もたくさんいらっしゃると思います。

ECサイト
ブックオフなどの古本屋
メルカリ
といった様々な媒体で中古本
しかも状態の良い物が売られています。

私もよくブックオフで本を買っていました。
下手したら面白そうな本が100円で売られていました。

しかし
新品を買ったら
基本的に
1000円以上はしてしまいます。

それでも新品を買った方がいいと思います。

理由は
お金をかけた方が
必死に元を取ろうとするから。

「1000円ぽっちの出費を
社長とかのお金持ちは気にしないでしょ」
という反論があがるかもしれません。

それは我々一般人の発想です。
お金持ちは発想が逆です。

お金持ちは
「これだけの情報が
1000円ぽっちで得られるのか」
といったお得な感情で
情報を精一杯
吸収しようとします。

とにかく
我々一般人は
本にお金を払うことで
元を取ろうという精神を
働かせましょう。

また新品を買うメリットは
もう一つあります。

買った本に愛着がわく
ということです。

中古の本は
前は誰かの所有物だった。

しかし
新品は最初から自分のモノです。

「気にしないよ」
と感じる人もいると思いますが
私は新品の方が愛着が湧き
知識の吸収がはかどるのを感じています。

ぜひ気になる本の新品を一冊買って頂き
試してみて下さい。

聴覚からのインプット

音声メディアからのインプットのついて
述べます。

結論を述べるとYouTubeです。

もっと言うとYouTubeプレミアムに入りましょう
というのが結論になります。

YouTube Premium – YouTube

YouTubeのメリットとして
世界最大級の動画配信サービスという点です。

多くの優秀なビジネスマンや有名人が
発信をしています。

質の高い情報が
ありとあらゆるところに転がっています。

マコなり社長 – YouTube
堀江貴文 ホリエモン – YouTube
PIVOT 公式チャンネル – YouTube

この辺りを見ておけば間違いないと思います。

またYouTubeプレミアムに入るべき
理由は3つあります。

  • 広告がない
  • バックグラウンド再生ができる
  • 動画をダウンロードできる

要はどこでも動画を
ストレスなく見られるということです。

僕は移動中の時間を
ほぼすべてYouTubeで動画を聞いてます。

英語のリスニングや
ビジネス系のチャンネルをよく聞いています。

必ず入る価値があるサブスクなので
おすすめです。

他の音声媒体でもよいと思いますので
なにかしら移動中の隙間時間は
インプットに使いましょう。

アウトプット

結論
自分の考えを文章に何かで公開することがよいと考えています。

媒体はなんでもよいです。

SNSを使ったり
私のようにブログを用いる
もしくはYouTubeに動画投稿などもよいでしょう。

なぜ文章にするのか。

それは人は文章にして
初めて自分の考えや理解度が分かるからです。

自分がしてきたインプットの理解度
およびそこから得た自分の考えやアイデアが
鮮明になるからです。

みなさまもこんな経験があると思います。

数学の問題集を解いているところを
想像して下さい。

分かりそうだけど分からない問題がありました。

そこで解答を確認します。

「なんだそんなことか」
「こうやって解くのね
もう大丈夫だな」
と思うことがあったと思います。

では実際
次に同じ問題を解いたときに
すらすらと問題が解けましたか?

少なくとも私は
ほとんどの場合
解けませんでした。

解答を見た直後でも
手が止まってしまうこともしばしばです。

人間は簡単に分かったつもりになってしまいます。

アウトプットすることで
できる限り
分かったつもりを避けたいです。

偉そうに書いていますが
このブログを始めるまで
私にはアウトプットをする取り組みは
行ってきませんでした。

(読んだ本などで
面白いと思った箇所や
ビジネスに使えそうなものは
スマホやノートにメモしていました)

自分の考えを何かに残すのは
少し恥ずかしい感じがしていました。

ですが
立場上恥ずかしいとかは
言ってられないので
始めてみました。

アウトプットのメリットは
”知識が定着しやすくなる”
”自分の考えが整理される”
の2点だと
現状感じています。

アウトプットはインプットより
労力がかかると思います。

しかし
自分の考えが整理される感覚や
漠然と考えていたことが言語化される感覚は
気持ち良いので
私はもう少し頑張りたいと思います。

読んだ本・ネット記事などで
面白いと思った箇所を
スマホにメモすることから始めるのはいかがでしょうか。

本であれば
気になったフレーズを
そのままメモに書くことから始める。

それが続いたら
気になったフレーズに対しての
自分の考えや
自分なりの言葉で置き換えて表現する。

以上のように
少しずつ自分の頭で考えたことの割合を増やしていくのは
良いステップだと思います。

インプットとアウトプットに関しての補足

インプットをアウトプットに関して
分けて記載しました。

実際は切り離せない場合もあります。

イメージしやすいのは
人と会って話すこと。

経営者や営業マンの方は
よくあるであろう
会食などです。

人の話を聞き
自分の意見を言う。

双方向にコミュニケーションできることは
大変すばらしい機会だと思います。

私も最近
会食に参加することが多く
多くの学びを得ています。

ただ難しいのは
人によって得られる情報の質や
余計な人間関係(忖度)が生まれてしまうことです。

面白くない本だったら
読むのをやめて捨てればいい
ブログやSNSに誤ったことを書いたら
最悪消せば
何とかなります。

(著名人だったら消しただけでは
だめかもしれませんが
99%の人は大丈夫です)

何を言いたいかというと
人に会うのは
費用対効果のブレ幅が大きいということです。

大きなビジネスチャンスになることもあれば
ただ気を使うだけの飲み会だった
ということが起こりえます。

闇雲に人に会うのではなく
見極めが必要だと考えています。

まとめ

まとめます。

社長の仕事は暇になり
会社の大方針を考えること。

そのために任せられる仕事は
ガンガン権限委譲する。

社長の空いた時間は
インプットとアウトプットをする。

まとめたら大したことは
書いていません。

しかしこの原理に従うことが
会社を成長させることだと
信じています。

次回は
”権限移譲するために必要なこと”
を書いていきます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

おまけ

中田敦彦さんのYouTubeチャンネルも
とても勉強になるチャンネルです。

中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY
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妻に男女の違いについて
下の動画で学べと言われました。

(私はよく妻を怒らせます)

一通り動画を拝見しました。

一向に妻の扱い方(アウトプット)の
質が上がらないのは
動画(インプット)が悪いからですよね?

以上です。

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