第2回:会社という組織の捉え方

会社という組織の捉え方

前回の内容

前回、社長の意思決定についての途中で力尽きました。
今回はその続きを書いていきます。

社長は、大きな方針だけ決め、
その後の枝分かれの部分は社員に任せる。

優秀で一人でどうにかできてしまう社長には
勇気が必要な行動だと思います。
会社を大きくするためには
ある意味、逆向する行動である
働かない必要があると考えています。

前回の投稿より

社長は業務すべてをできるべきか

社長は業務すべてをできるべきか?
という問いに皆様はどのような考えを持っていますか。

私はその必要はないと考えています。
そのことを話す前に組織の構造について話したいと思います。

ほぼ100%の会社はピラミッド構造になっています。
一番上にTopがいて、
その下に役職がある人がいて、
一般社員がいる。

このような形はイメージしやすいと思います。

具体的に言うと、
社長がいて、役員がいて、
部長がいて、課長がいて、
一般社員がいるといった感じです。

話を戻します。

ここで社長がなんでもできる、
つまり、業務の上流から下流まですべて行える人物だったとしましょう。

実際、多くの中小企業の社長はこのような方が多いと思います。

勘違いして欲しくないのは、
上流から下流まですべてできる能力を持っていることは、
悪いことではないということです。
むしろ、betterなことだと思います。
何かトラブルがあった時に、社長自ら対処できる(責任を取れる)からです。

しかし、私の考えとしては、
must(全部できなければならない)でもshoud(全部できるべき)でもない
ということです。

あくまで、
betterでしかない(できないよりできた方がいいよね)という意見です。

例えば、ソフトウェア会社の社長が
上流から下流まですべてできる能力を持っているとします。

自分でお客さんを見つけてきて、
自分でソフトウェアを開発し、
納品まで行う。

恐らくこういう方も多くいらっしゃると思います。

ここで注意したいことがあります。

能力があるために、
”役職を飛び越えた社員”のミスや改善点をよく把握できてしまうことです。

ソフトウェア会社の社長が
一般社員が書いたソースコードのミスに気付く
といった感じです。

ここで伝えたいことは、
基本的に社長自ら、
一般社員に指摘はするのは避けたいということです。

さらに一般化すると、
役職を飛び越えた指導や命令等の
仕事に関わるコミュニケーションはするべきではない

ということです。

理由を話します。

一言で言うと、
社長の話しか聞かなくなる可能性があるということです。

当然、社長の言うことが一番最後は最優先です。

しかし、何でもかんでも社長が中心になると、
社員からすれば
社長の言うことだけ聞けばいいんでしょ、
というマインドになってしまします。

管理職の社員が機能しなくなってしまします。
組織としての機能がなり、
社長の負荷は増えてしまします。

なので、
社長が部下に気になることがあれば、
役職を飛び越えたコミュニケーションは極力避け、
直下の管理職の部下に伝えるというのが、
正しいコミュニケーションのフローだと考えています。

絶対にそのコミュニケーションを0にすべきだ、
という主張をしたいわけではないです。
時には、必要になる場面もあると思います。

ただ、部下とコミュニケーションを取る際の基本ルールにすべきです。

メリットは3つあると考えています。
①コミュニケーションコストが減る
➁管理職のマネジメント力が上がる
➂組織構造が整い、組織運営がしやすくなる


直近少し忙しいので、今回はここまでにします。
すみません。

次回は上記で述べたメリットから話していきます。

おまけ

家庭では、
ピラミッド構造を越えた、独裁国家にならないよう
日々奮闘しています。

かかあ天下の方がいいと聞きますけどね。天下は取られないよう
全国の私と同じような男性ビジネスマンの方々、
頑張っていきましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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課長職の方だけではなく、すべてのビジネスマンに読んで欲しい内容だと思います。
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