第10回:挫折経験は必要か

挫折経験は必要か

こんにちは、芹澤です。

今回のテーマは
挫折経験は必要か”
について持論を展開していきたいと思います。

実際に私の今まで経験した
6000万個の挫折経験の中から
自分の人生の糧となったこと(人様に言える範囲のもの)
TOP3を自分への戒めとして書きます。

生温かく見守ってください。

挫折経験は必要かに対する回答

いつものごとく結論から
お伝えします。

挫折経験は必要です。

とは言いつつ、
ほっといても基本的に人は
何かしらの挫折を経験します。

”好きな子にフラれた”
”受験に失敗した”
”部活でミスをした”
”テストの点数が悪かった”
等々何かしら経験があると思います。

つまり何かしらのコンプレックスが
あると思うのです。

繰り返しになりますが、
生きていれば勝手に挫折していきます。

その挫折を
何かするための糧にするのか
ただの嫌な思い出にするのか
この差が大事だと考えています。

その差とは何でしょう。

一つ答えを言うなら
プライド
だと思います。

プライドをかみ砕くと、
自分はこうあるべき・こうありたい
というこだわり

です。

皆さんのプライドは何でしょうか。

少し考えてみてください。

ここでは
ある高校生A君を例に出して
考えてみたいと思います。

A君は小学校、中学校と成績優秀でした。

高校は第一志望の
地域で有数の進学校に入学できました。

初めての定期テストで
学年で下から数えた方が早い成績を取ってしまいました。

人生で初めての経験です。

この結果を
A君はどうとらえるでしょうか。

A君がプライド、つまり
”自分は勉強ができる・できるべきだ”
というこだわりがあった場合を考えます。

一言でいうと、
より勉強を頑張るようになります。
(頑張るようになると思います)

なぜなら
”勉強ができる”
というアイデンティティは譲れないからです。

アイデンティティ
つまり自分の大切なものを守るために
努力するでしょう。

逆に、
勉強にプライドがなかった場合は
言わずもがなです。

強いこだわりがないため
勉強を頑張るというベクトルには
努力はしないでしょう。

なにを言いたいかというと、
一度プライドを折られる・挫折するという経験は
よりプライドを磨く糧になるのではないか?
ということです。

逆に
挫折してもその挫折を乗り越えようとしない、
乗り越えなくても良いと感じているプライドは
プライドではないです。

そんな時は
「これは私が本当に大切にしたい
プライドではないんだな」
と前向きにとらえた方が良いと思います。

もう一度聞きます。
皆さんのプライドは何ですか?

こだわりやアイデンティティと
言い換えられると思います。

参考までに私のプライドを
恥ずかしながらお伝えします。

”あらゆる人・組織から必要とされる人間になる”
です。

いくつもの挫折経験を経て
自分のプライド・こだわりが
言語化できたと思います。

全くかっこいい内容ではありません。
承認欲求と言っても間違いではないと思います。

ただ、究極的に人間は他人からの承認がなければ
生きていけないのではないか?
生きる意味を見出せないのではないか?
と考えています。

一方で、
自分自身を自分が認めること以上に
大切なものはありません。

自己完結型のプライドを持つことが
もっとも有効だと考えています。

プライドを言い換えると
”ここさえ守っていれば、自分で自分を認められるライン”
とも言えると思います。

ぜひ、自分を認めるためのプライドを
言語化してみてください。

ここまでの話をまとめると、
・プライドとはここさえ守っていれば、自分で自分を認められるラインである
・挫折経験とはプライドを折られることである
・挫折経験はより強固なプライドを磨く糧となる
です。

ここからは時系列に沿って、
個人的な挫折経験を3つ紹介します。

大学受験失敗

タイトル通り、
大学受験に失敗しました。

ありがちな経験かと思いますが、
自分は何者でもないんだな
と強く感じた思い出があります。

「どうせ何とかなるでしょ」
「自分は運がいいから受かる」
と高を括って、どうにもならなかったという経験です。

一丁前に悔しかった記憶があります。
というより恥ずかしかった気持ちが強かったかな
という印象です。

国立大学を志望していましたが、
センター試験はボロボロ。

私立大を受けるも
行きたい大学には受からずでした。

箸にも棒にも掛からない状況です。

「何とかなると思ったけど
全然どうにもなっていないじゃん」
という当たり前のことをその時気付いたのです。

我ながら頭が悪いですね(笑)

幸いなことに予備校に通わせてもらいました。

浪人生活の始まりです。

「学歴がいい方がかっこいいでしょ」
という水たまりくらい浅い理由で
偏差値の高い大学に行きたいと思っていました。

「このままで終わったらダサい」
という思いで必死に勉強しました。

予備校の授業や本番のテストの場で
問題を解いている際
「よくこんな問題も分からないで
去年受かると思っていたな」
と思い、より去年の自分の甘さを思い知りました。

一年間、受験勉強に向き合ったことが幸いし、
結果的に第一志望の大学に受かりました。

人生における大きな失敗でもあり、
一方で大きな成功体験でもあります。

大学アメフト部時代

大学では今までしたことがないものを
始めたいと考えていました。

そこで始めたのがアメフトです。

結論、部練習や雰囲気が厳しい上に
めちゃくちゃ下手くそで全然活躍できませんでした。

この経験が
一番の挫折経験であり、
一番の財産だと思っています。

アメフト部時代の失敗経験を一つずつ書き出すと
本当に広辞苑を超える長編になるので
詳細は省きます。

一番つらかった経験は
4年最後の大事な2試合に出れないと決まったときと
そのあとの練習でした。

ある意味、
練習する目的・意味が失われたのです。

本気で頑張っていた仲間たちには
申し訳ないですが
早く終わって欲しいとしか思いませんでした。

100%自分の実力不足が招いた結果です。

しかし、あの時の思いは2度と味わいたくないです。

「人生の一番の後悔はなにか?」
という質問をされたら、
まず間違いなく
「アメフトを頑張ればよかった」
もしくは
「もっと他の得意な分野に挑戦すればよかった」
と答えるでしょう。

この経験から
”誰かに必要とされる、頼られる存在になりたい
という思いが強くなりました。

当時はストレートに言うと
”チームに必要ない、戦力にならない”
という状況だったからです。

今でも頻繁に思い出すことがあります。

しかし、
仕事や自己研鑽をする上での
強いモチベーションになっていることは間違いありません。

一方で、今でも遊べる一生の仲間ができたことは
最高の宝物です。

4年間、
苦楽を共にした仲間は本当にかけがえのない存在です。

何かしらの形で恩返しをしていきたいと思います。

就活の失敗

こちらも
”自分は何者でもない”
と感じたエピソードです。

何度、同じ過ちを繰り返すんでしょうね(笑)

受験期と一緒で
就活を舐めていました。

一応それなりの大学に通い、
体育会の部活を続けてきてはいたので
「就活余裕でしょ」
と考えていました。

ノリで企業を選び
適当に選考を受けていました。

しかし、なかなか受からない。

面談でうまく質問に答えられない。

「あっ、このまま続けていても無理じゃね?」
と思い、途中で就活をやめました。

勝手に諦めて、父と母には申し訳なく思います。

今思えば、就活のことを何も知りませんでした。

就活において、一番驚いたのは、
面接の場で聞かれる質問に対する
テンプレート的な自分の回答を
あらかじめ用意しておくことでした。

当時は”みん就”という掲示板?のようなサイトを使うのが
一般的だったと思います。

2年目の就活でその存在を知りました。
1年目は存在すら知らなかったです。

おそらく同年代の人は驚くのではないかと思います。

自分で自分に呆れました。
一方で納得もしました。

そのサイトには
どんな質問を面接において聞かれるのかが
企業ごとに書いてあります。

つまり、
事前に質問される内容をある程度把握して
面接に臨むのが一般的だったのです。

質問される内容が分かっているのと
分かっていないのでは
相当な差が生まれると思います。

優秀な人、話すのが得意な人は
どうとでもなると思います。

しかし、
私はアドリブで話すのが苦手で
しかも志望動機も希薄なので
影響が大きかったのだと今では感じます。

戦場にメリケンサックで行くくらいの
レベル感です。

自分は大して優秀ではないし、
面接などの場で話すのは得意ではないんだと
悟った経験でした。

挫折経験を振り返って

人間とは恐ろしい生き物で
めちゃくちゃ辛かった経験も忘れます。

※ただし、忘れることは生きるうえで欠かせないのもまた事実です。
この話は一旦置いておきます。

なので、同じ過ちを何度も繰り返します。

そのたびにプライドが形成され、
磨かれると思うのです。

先述した挫折経験をメタ的に見ると
何かに存在を否定された・必要とされなかった
と見ることができます。

行きたい大学から必要とされなかった、
チームから必要とされなかった、
行きたい会社・社会から必要とされなかった、
ということです。

逆に必要とされている人は
私の眼には
かっこよく映っていました。

例えば
見た目がかっこよければ
異性から必要とされる。

仕事ができれば
会社から必要とされる。

スポーツが上手ければ
チームから必要とされる。

こんな感じです。

必要とされてたいから、努力する。
見た目も性格も頭の面も。

このプライドが壊されるか
自分の中で変遷していくまで
自分を磨いていきたいと考えています。

今回のテーマについて改めて述べると
挫折経験は必要です。

だから頑張れると思うのです。

折れっぱなしはもったいないです。

過去の挫折経験を引きづっている人の
一助になれば幸いです。

みなさまも自分の目指したいものに向かって
一緒に頑張っていきましょう。

おまけ

今回のおまけはちょっとまじめに書きます。

本文でつらつらと偉そうなことを
述べましたが
根底のマインドが大事だと思っています。

つまり、
自己肯定感があるかないかです。

私の場合、
自己肯定感が高い方が得だと
頭で理解しているので
そのようにふるまうことを心がけています。

自己肯定感のあるなしは
幼少期の経験や教育が大事な気がしています。

自分に子どもができたら
ここだけはぶらしたくないなと
考えています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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